マスクは大事

私は通学の際にバスを利用している。路線バスの旅でバス移動中に流れそうな曲を流して、徳光さんごっこをしたりと非常に楽しい時間を過ごしている。ここだけの話、松任谷由実さんのルージュの伝言を流すことにより、高確率で徳光さんになることができる。

ところがそんな幸せな空間を壊してくる人も残念ながらいる。それはマスクをバスに乗ってからつける人である。別にずっとつけろとまでは言わないがバスの乗る前にはつけておいてほしいものである。科学的にはそこまで変わらないのかもしれないが、何となくこちらにうつりそうで怖いものである。

マスクを着けていない人がいたらせっかく徳光さんになっていたとしても、若干切れ気味の大学生に戻ってしまうのである。もういくらルージュの伝言を流したところで変わらない。全国の徳光さんのためにマスクはバスに乗る前につけておいてほしい。

 

 

 

インスタグラムという凶器

題名がいかにも、尖った若者からの支持率が高そうな著者がつけたものみたいである。だが別に特別高尚なことを、これを読んでいる人たちにレクチャーするわけではない。ただインスタグラムは私の生活をむしばんでいるというだけの話である。

私がインスタグラムを始めたのはつい最近のことである。私はインスタグラムをやっている人を斜めに見る、時代の波に乗らないことがかっこいいと思っている化石系男子であった。人があげている写真を見て一体何になるのか、化石にはさっぱりわからなかった。しかしいつまでも子供みたいに言っているのも情けないなと思い、アカウントを作ってみたのである。

とりあえず、大学の友人を数人フォローした。彼らの投稿を見ると車好きな人は車の写真や、ドライブをしているという旨のストーリーをアップし、カフェ巡りが趣味です!という人はもちろんカフェの写真を挙げて、それなりに長い文章とともにアップしていたりと色とりどりである。

それらの投稿を最初は楽しく見ていたのだが、だんだんと自分も上げてみようかなという気持ちになってくる。しかし私には、プラスチックボールを使って外国人投手の真似をして壁あてする程度の趣味くらいしか持ち合わせていないのである。その結果私は何と無趣味な奴なんだろうと思うはめになる。ここからだんだんと私の精神が蝕まれていくのである。

インスタグラムを見るのが少し怖くなり1週間ほど見なくなった。すると私のもとにある一通の通知が来たのである。

「〇〇がライブ配信を開始しました。」

これがいわゆるインスタライブか!と思い見ようと久しぶりにインスタグラムを開く。しかしすんでのところで見るのが怖くなってしまった。インスタライブは見たら私が見たことの通知が行く、という知識がフラッシュバックしたのである。ここから負の連鎖が始まるのである。

「よう、○○」と読み上げられて、目立ったりするのはやだな。そもそも大学からの友達じゃなくて彼の高校の友達が集まっているものだったりしたら、彼以外こいつ誰?という空気になったりしそうだな。そもそもインスタライブを見に行っていい有効度なのか?

こんなことを考えていたらインスタライブは終わってしまっていた。時計を見ると2時間たっていたのである。

あれから1ヵ月経ったが、いまだにインスタグラムを開くことはできていない。

 

肉嫌いな自分かっこいい

今週のお題「肉」

この世の小学生のほとんどはお肉が大好きだろう。また野菜が嫌いだという小学生もそれなりに多いだろう。わたしもその一人であった。しかし周りからは当然、野菜も食べなきゃ栄養バランスが偏るよと言ってくるのである。しかしいつだってモテる男はバランスよく飯を食べる(異論などあるはずがない)。よって給食でお肉が出てきてもテンションを上げたりせず、野菜を喜ぶふりをするこじらせ男子になってしまったのである。

給食というものには「おかわり」という制度が存在する。小学四年生まではお肉のおかわりの権利をかけて、何度もじゃんけん勝負を交えていた。ところがこじらせ男子になってからというもの、おかわりじゃんけんをすることもなくあまり人気のない野菜をおかわりし始めた。まったく野菜が得意でないのにである。本当はお肉をおかわりしたい気持ちをグッと抑えながら野菜を食べるのはあまりにも辛すぎる。

しかし小学生とは、所詮女の子にかっこいいところを見せるために生きている生き物である。よって野菜食べれますよアピールをするために、「この野菜好きなんだよね~」と全ての野菜に言うことは欠かさない。

 

そして時は経ち…

 

本当に肉があまり好きではなくなってしまったのである。まさに言霊の力である。焼肉やしゃぶしゃぶもあまり好きではないし、ステーキなどもってのほかだ。思ってないことも意外と言ってみると現実になるものである。

 

ところがどっこい野菜のことは全くもって好きになっていないのである。

要するに小学五年生からの言霊によって、肉と野菜が嫌いな炭水化物人間が完成したわけである。好きなお肉もあるにはあるが、基本的に揚げ物なのでまったくの不健康食品である。より不健康な人間になってしまった。

将来人間ドッグを受けたときはきっと素敵な数値が出てくるに違いない。とても楽しみである。

アイドルを好きになる理由

私は今の今までアイドルというものを好きになったことがない。一昔前だとAKB48だったり(今もだよ!という方ごめんなさい)、最近では乃木坂、櫻坂、日向坂、ほかにもk-popなど何かしらのアイドルが私が生まれてから社会現象になっているが、全く好きになったことがない。

すかしたり、アイドルの多い邦楽シーンを斜めに見ているわけではなく、私の周りにいわゆるドルオタがいなかったため、アイドルとあまりかかわりのない生活を送っていたためである。それゆえ何かのきっかけがあったら、好きになってしまう可能性もあるだろう。ただ今のところ運命のアイドルに出会っていないだけである。

だが実際出会っていないので、なぜアイドルをあんなにも応援するのかはあまりわかっていないのも事実である。ただこればっかりは人に教わったところで理解することができないものではないのかなと勝手に考察している。(生意気失礼)

よく「完璧なアイドルは売れない」、だとか「成長過程を見たいから応援するんだ!」とかいろいろな記事やツイートを見るが、言葉の意味は分かっても体験してみないと案外わからない、というのが応援したことのない側の人間の意見である。

しかし最近、ちょっとわかった気がする。それは芸人さんのラジオでのオープニングである。今までは単純に一人の芸人さんとしか見ていなかった。しかしオープニングで、簡単に言うと本当に言いたいことを遠回りに話しすぎて、失敗してしまったという場面があったのである。その時私の心の中心が「ぐぅっっ!」となったのである。この体験で「完璧なアイドルは売れない」という記事の真意を少しは理解することができた気がした。

ただそれと同時にこれができるようになってしまったら私はどう思うのかと考えた。私の場合はその芸人さんがオープニングトークを完璧にこなしてしまったときである。その場合は成長してくれてうれしい!と思うのだろうか。

こればっかりは今は分からないので、その芸人さんがオープニングトークを完璧にこなすまで応援するほかない。

(素人が失礼なことばかり言っていてごめんなさい、芸人さん)

 

時代は繰り返す

今週のお題「好きなお茶」

最近BOSSや綾鷹が抹茶ラテを発売していて私はこれにはまっている。Twitterなどでどっちのほうがすっきりしていておいしかったとか、どっちのほうが甘くて好きだったなど様々なことが言われている。しかし私はそこまで味がわからないので、交互に買っては「これ綾鷹とBOSSで味違うかね?」などと思っている。

どちらがどうとかそういうのはさておき、最近どの会社もお茶関係のペットボトル商品に力が入っているように思う。2年ほど前はコーヒー関係の新商品が多かったなと勝手に感じている。今ではおなじみになっているコカ・コーラ社のジョージアジャパンクラフトマンや、ボスクラフトマンなど、今よりもコーヒー商品の競争が激しめだなと思っていた記憶がある。そして新商品が出るたびにTwitterでは今までのやつのほうがおいしいだとか、新商品は味がしつこいだとかいろいろ書かれているなと当時思った。

しかし今では先ほど書いた通りお茶関連の新商品が多い。レモンティーだったり、ミルクティーそれにほうじ茶ラテ、抹茶ラテなど私が思いつく限りでもたくさんある。そしてTwitterでどうだこうだと感想がつぶやかれる。

これはかなり規模の小さい時代は繰り返すではないだろうか。新商品が売られてはどちら派かというつぶやきがなされ、また別の業界に移り…。

このサイクルで得をしているのはコカ・コーラなどの飲料系会社である。察しのいい人たちはこれ以上言わなくても伝わるだろう。

次の業界は乳酸菌飲料ではないかと私は考えている。

 

 

リプトン

今週のお題「好きなお茶」

普段は特に好んで飲んでいるお茶というものはない。しかし、大学受験の時にはあまりにも偏ったティーライフ(ティーライフという言葉はダサい気もするが)を送っていたのである。

いや、ティーライフと呼ぶには少々優雅さが足りないような気もする。大学受験というものはこの世で、かなり過酷な作業を強いられるものである。模試でなかなかいい結果が出ないと、この世の終わりのような心の荒み方をする地獄のような時間である。ところが地獄の時間にも救いの手は存在する。それは自動販売機の飲み物である。

高校生になってから学校に自動販売機があるという状況に興奮し、1年生の時に毎日のように買っていたという人は多いだろう。基本的に2年生になったら、その興奮というのは収まるのだが、3年生になって再燃する人が多い。その理由はやはり大学受験という過酷な日々の中で、比較的安価に幸せを手に入れることができるからである。

私もその救いの手を利用していた人間の一人である。そこで毎日のように飲んでいたのがリプトンのレモンティーである。高校生、とりわけバイトが禁止の高校生というのは常にお金というものに飢えており、常にどのようにお金を使うかというものを考えていないとお金が尽きてしまう生き物である。その中でたった110円でそれなりの幸せを享受してくれる飲み物であるので、何度か買った人は多いだろう。

私も最初は150、160円ほどするペットボトルよりも値段が安いという理由で買っていたのだが、徐々に謎の中毒になっていき気づけば毎日飲んでいたのである。そこまで味が極端においしいというわけではないのだが、なぜか飲んでしまうのである。私の知り合いにも同じような経緯で、リプトンのミルクティーを毎日飲んでいる男もいた。それも複数である。これはもうリプトンが何かしら法律的にグレーなものを入れることによって、我々を中毒症状にしているのでは?という疑惑をかけたこともある。

毎日リプトンを飲んでいる人たちと輪になって飲むレモンティーは、これがまあうまいのである。リプトンの新作の紅茶が出るたびに買っていたのだが、一週間はそれを飲み続けるのだが結局レモンティ-に戻ってしまうのである。お弁当のごはんとは絶望的に合わないのだが、それでもご飯と一緒に飲む。

高校時代に一番一生懸命やったことは何ですか?と聞かれればそれは、リプトンのレモンティーを飲んだことである。というか人生で一番頑張ったことは何ですか?と聞かれたらそれは、リプトンのレモンティーを飲んだことである。これよりも打ち込むものは今後現れるのだろうか。